記録される人生

人生が記録されていきます。

一人の時間が欠かせない

仕事を終えて、会社を出る瞬間の解放感はやっぱりいい。それが連休前の日となるとなおさらだ。何より一人の時間が持てるということが嬉しい。

毎夜憂うつで毎朝億劫なのは、気が乗らない仕事が始まるからでもあるし、一人ゆっくりと休養できる時間が終わるからでもある。出勤すれば多くの人と接しコミュニケーションをとる必要があり、それが時として煩わしい。

それに会社というのは、いろいろな感情を否応なしに経験させられる場でもある。それは理不尽じゃないかという言動を受け、どういうわけか虫の居所の悪い人に対応し、わがままな人に付き合わされる。表面上は平静を保っていても、こちらの心は波立つ。

人と触れあうことは僕にとっては、大抵の場合心をすり減らすことにつながる。

ささいな雑談や会話をするのにもあれこれと考えて言葉を発し、後になって言動を振り返り反省をする。楽しいはずの場でもひどく疲れる時がある。

誰かの強い感情を目の当たりにすると、心がざわざわとして落ち着かない。さらりと受け流せるほど強いわけでもなく、他人の気分がこちらの気分にも大きく影響してくる。社会にもまれる中でその耐性がついてきているとはいえ、苦手なことには変わりない。

人といる時間は疲れるのだ。

だからこそ周りに誰もいない、自分だけの時間が欠かせない。一人で過ごす時間は、心を満たしていく時間だ。

一人静かな場所で本を読み、空想の世界に浸る。自然の中を散歩し気分をリフレッシュさせる。ちょっと遠出をして普段とは違う環境に身を置く。

そうした時間を作ることで、減らしていったエネルギーを充足し、次に働くときのために備えをしておく。

社交的な活動が活力になる時がある一方で、一人でいることでしか得られないものもある。自分にとって欠かせないそんな時間をこれからも大事にしたい。