記録される人生

人生が記録されていきます。

やらなくてもいいことに時間を奪われる

YouTubeのトップページを開くといろんなオススメ動画が現れる。

個人の視聴履歴を記憶しているから、必然的に興味を惹かれる動画が多くなり、ついついクリックしてしまうのだ。

けれどもこれがいけない。自制心のある人ならいくつかの動画を気晴らしに見て、ああ面白かった、でやるべきことに戻っていけるのに、僕にはそれが難しかったりする。関連動画をはしごしたりショート動画を延々とスクロールしたりと誘惑に負け、貴重な時間を浪費してしまう羽目に陥るのだ。

そこで今回は、対策としてトップページのオススメ動画を表示させないことにした。検索するとやり方は簡単に出てきた。今までの再生履歴をすべて消し去って、その後、今後の再生履歴を保存しないようにする。これだけでOK。

トップページに戻ると画面は真っ白。あるのは左側のサイドメニューと、「再生履歴がオフになっています」と主張してくる表示だけ。もうブックマークの「YouTube」をクリックしても、こちらを誘惑しようと待ち構える動画は表示されない。

さて、このがらんとしたトップページと検索バーを見てふと思う。むこうから何かおすすめされない限りは、わざわざ検索してまで見たい動画なんて実はそんなにないという事実だ。今の自分の使い方といえば、何か困った時の解決策を求めるか、英語勉強に使うぐらい。

それまで消費してきたものの大半は見ても見なくても良かった。特に、ちょっとした暇つぶしという域を超えて見続けた動画に関しては本当に無駄なものだったなと思う。確かに面白いといえば面白いのだけど、そこに一冊の本を読み終わった時のような充実感や満足感がない。何となく頭の働きが鈍くなったように感じるし、勉強する時間が短くなったな…というちょっとした罪悪感もある。

きちんとした目的をもって使えばいいのに、主体性もなしに見続けると、後悔してしまうことになる。日々の時間をやらなくてもいいことに使いすぎないために、誘惑と戦っていかないといけない。